約 4,299,143 件
https://w.atwiki.jp/talesoftherays/pages/21.html
編集中
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/1616.html
登録日:2011/11/28 Mon 19 29 34 更新日:2024/07/10 Wed 18 27 53 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 2008年 2バージョン CG←酷評 DEEN DS NPCまで豪華な声優陣 PSvita TOH アニメーション←好評 ゲーム セブンスコード チーム合作 テイルズ テイルズオブシリーズ テイルズオブハァーッ!ツ ニンテンドーDS ハーツ バンダイナムコ 大容量 宝石 序盤はギスギスシーン多し 白組 童話 良作 鉱物 隕石 鬱展開 『テイルズオブハーツ』とは2008年に発売されたソフトである。 発売元 バンダイナムコゲームス 開発 ナムコ・テイルズスタジオ ハード ニンテンドーDS 価格 6,650円 ジャンル RPG 主題歌 永遠の明日/DEEN テイルズオブシリーズの1つで、DSテイルズの3作品目に当たる。テイルズ恒例の固有ジャンルは「心と出会うRPG」、略称は「TOH」。 製作者のコンセプトの一つである「携帯ゲーム機でも据え置き機と変わらないボリューム」の通り、DSとしてはかなり大容量の2Gbitカートリッジを採用し、ボイスやアニメーションが豊富。 『テンペスト』はもとより『イノセンス』と比べてもボイスの量が段違いに増え、 本編中のムービーも据置作品程でないにせよいくつも収録され、ストーリーの長さだけで言えば据置作品並。 主題歌「永遠の明日」は『デスティニー』でも主題歌を歌った「DEEN」が歌っている。 ちなみに何らかの「石」をモチーフにした要素が多く、特にキャラクター名は専ら実在の鉱物などの名前が由来となっている。 ★ストーリー この物語の主人公、シングがヒロインであるコハクの砕け散ったスピルーンを取り戻すストーリー その旅の途中で様々な出会いや出来事がありシングのスピリアに秘められている存在が明らかになっていく。 ★戦闘システム 『CNAR-LMBS(コンビネーションエアーリアルリニアモーションバトルシステム)』を採用 今作品はTP制ではなくEG(エモーショナルゲージ)というゲージを使った戦闘 他作品でいえばリメD、なりダンXに近い感じ 前DS2作と異なりドット絵の2Dに戻ったが、操作性&爽快感はDS版随一。 ★その他のシステム △ソーマエボルブ ソーマ(武器)を選択肢の中から好きな物を選んでも派生させていくシステム 派生先はパラメータ&サポートスキル重視とパラメータ&バトルスキル重視とサポートスキル&バトルスキル重視とがある 自分の好みで選んで構わないがサポート&バトルスキルばかり選ぶとステータスが低くなるのでオススメはしない レベルアップで何とかなる?残念、今回レベルアップでは殆どステータスが伸びないぞ。 △ソーマリンク ストーリーでも中盤以降メインを張る設定だが、システムの一つにもなっている 所謂キャラ同士の絆の深さといった所であり、戦闘に一緒に参加したり合技を使ったり本編中の選択肢などで特定のキャラとのリンクを深めてゆく 一定以上深まるとソーマリンク専用のパラメータスキルやサポートスキルなどを習得できる HPを継続的に増やす「ライフアップ」なんかは、このシステムを使わないと全員に覚えさせることが出来なかったりするので地味に大事 △治癒石 他作品の料理のようなシステム。 治療石にHP回復量や発動条件、付加効果を夫々設定してHPを回復したり一時的に能力を上げたりする。 バトル中にも発動するのでリメDのフードサックが最も近いかもしれない。 回復に必要な「ヒールエナジー」の補給や条件などの拡張は主に町の「治癒石屋」で購入する事で行う。 △援護 あらかじめパーティメンバーや援護専用キャラの術技を登録しておき、戦闘時にタッチ操作で呼び出せる(戦闘参加中の場合は指示)。 パーティメンバーの場合、呼び出しに合わせて特定の組み合わせで術技を使うと合体技が発動する。 最後の2Dドットオリジナルタイトルなためか、援護キャラはテイルズオブのみならず、ナムコ他作品からのゲストも登場するお祭りとなっている。 ★登場人物 ○シング・メテオライト (CV 柿原徹也) 本作の主人公。 名前の由来は隕石(英 Meteorite)。 既に項目が立っているようなので詳しくはそちらを見てください ○コハク・ハーツ (CV 井上麻里奈) 本作のヒロイン。 名前の由来は琥珀。 既に項目が立っているよう(ry ○ヒスイ・ハーツ (CV 松風雅也) コハクの兄。 名前の由来は翡翠。 既に項目が(ry ○ベリル・ベニト (CV 千葉紗子) 宮殿画家を目指している女の子。 名前の由来は緑柱石(英 Beryl)とベニト石。 既に(ry 決して手抜きではありません ○イネス・ローレンツ (CV 伊藤静) グラマーなボディを持った女性。 今や貴重品であるはずのソーマを売買するフリーの運び屋『日々寧日』の社長であり唯一の社員。 人手不足の為何かにつけてメンバーを社員にしたがるが、その労働条件は 肉体労働 無給&無休&脱走には容赦ない摂関が待ち受ける というとんだ奴隷制度。 外見に似合わずかなりのKAIRIKIレディで底なしの胃袋の持ち主 スタイル抜群と思いきやスキット等でお腹の肉を気にする描写があったりする。が太っている訳ではない←多分… ヒスイ曰く「イネスってでかいよな」 メイン属性は水。 ソーマ(武器)はアックスブレイドの「フォルセウス」 設定どおりガチガチの重戦士で、大抵の攻撃に斬属性ではなく打属性がついているので、「斬る」というよりは「かち割る」というのが正しいのかも。 名前の由来はイネス石とオーケン石(発見者の名前がローレンツ・オーケン)。 ○クンツァイト (CV 郷田ほづみ) 機械人。 ある目的の為に稼働しており、その目的の為には手段を選ばない冷酷な面もある。 そのためパーティメンバーとしばしばいざこざになる(おもにヒスイと)でも最後にはちゃんと仲良くなる(おもにヒスイと)。 でもストーリーが進むにつれて意外とお茶目な所や熱血さも見せはじめ、地味に…というかかなり人間臭い。 機械だが擬似スピリアを搭載しており感情を以ての意思疎通が可能で、ソーマも扱える。 メイン属性は闇。風属性の思念術もそこそこ覚える。 ソーマ(武器)は・・・はっきり言ってなんて言えば良いかわからない。腕のような、剣のような、鞭のような、鞭剣のような「ヴェックス」。 攻撃には斬属性がついている。 「魔神剣」「虎牙破斬」等、テイルズオブシリーズの主人公の代表技を多く習得する。 名前の由来はクンツァイト(リチア輝石のうちピンク~紫色のもの)。 この作品は『アニメムービーエディション』と『CGムービーエディション』の二つがあるのだが、 CG版はキャラクターがFINAL FANTASYシリーズのようなリアルなグラフィックになっている割に、顔立ちはアジア系の薄いものになっているため、出来の悪いコスプレのようになってしまっておりあまり評判が良くない。 好き嫌いは人によって違うがアニメーションとはかなり違う。 もしもCG版が高評価をうけていたらテイルズスタッフはそっちの路線も検討していたのだろうか? しかしながら背景や造形物のCGグラフィックはとてもDSの物とは思えない程美麗。そこだけに限ればDS作品でもトップクラス。 当時の次世代機のゲーム作品レベルと言っても過言ではなかった。 なおCG版もアニメムービー版もゲーム内容に変わりはなく、ムービー部分がCGになっているだけ。ステータス画面やスキットでのキャラ画像もアニメムービー版と同じイラストである。容量の関係か、CG版は若干再生時間が短い。 他のシリーズ作品と同じく、本編をドラマ化したドラマCDが発売された。全5巻。 ただしストーリーは原作を端折りながらのベタ移植であまり新鮮味が無く、BGMがDS版の流用なのでCD音源のCVや効果音などから滅茶苦茶浮いてる。 『テイルズ オブ ジアビス』や『テイルズ オブ デスティニー2』などのような工夫や壮大な演出、などは期待しない方がいい。 2013年にリメイク作『テイルズ オブ ハーツR』が発売(ハードはPSVita)。 DS版にも登場したカルセドニーや新規キャラのガラドがパーティキャラに加入する他、3Dグラフィックや3D戦闘になった点が大きな変更点。 戦闘はチェイスリンクという空中連携の比重を高めた要素を導入。リメイクデスティニーのエイミングステップのように、打ち上げた敵を追従する挙動を取る。 チェインキャパに近いパワーソースもシステムに組み込まれ、その他にもゲージが幾つか見受けられる。 グラフィック面はイノセンスRに近くも向上され、キャラの等身が上がっている。ボイスも大量に増えた。 ただし、ストーリーは所々が改変されたり重要なやりとりが削除されるなど、DS版ファンから批判を受けている所もある。 追記・修正お願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 正直、CG版のグラフィックは背景だけならヴェスペリアやエクシリア以上。だが、キャラグラフィックで全ての評価がなくなった印象 -- 名無しさん (2014-04-28 11 20 48) ストーリー的には色々な意味で狂った人が多かったり死ぬ人も多かったりと中々ハード。 -- 名無しさん (2014-10-13 16 41 41) これ買うかイノセンスかリバース買うか迷ってるんだけど、どれが良いんだろ? とりあえず3D戦闘とストーリーが面白ければなんでもいいが。 -- 名無しさん (2014-10-31 09 12 09) ↑全部と言いたい……けどオススメはハーツ。ストーリーが一番王道に近いし、話の起承転結がしっかりしてると思う -- 名無しさん (2014-11-13 22 55 06) ベリル消されてんじゃねえか! -- 名無しさん (2017-03-24 18 50 23) テイルズオブシリーズのマザーシップタイトルの主題歌を二つ担当したのは「DEEN 」だけ 浜崎あゆみ意気消沈 -- 名無し (2017-12-25 20 35 15) 主題歌はシングの心境であると同時にクリードの心境も暗示してるとクリア後に解る。三木さんの演技もあってかなり好きなラスボスだった -- 名無しさん (2021-03-26 19 23 53) ハーツ兄妹の名前の由来のリンクで思ったんだけど、制作スタッフの中に月姫のファンでもいたんかな… -- 名無しさん (2022-01-04 20 23 54) ストーリーは、全テイルズ中で一番好きなレベルだ。最初から最後まで面白かった。携帯ゲーム機ゆえに知名度が低めなのが大変もったいない。個人的に据え置き型で実装してほしい作品のひとつ。 -- 名無しさん (2024-07-09 19 37 41) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/6414.html
テイルズ オブ ベルセリア 【ているず おぶ べるせりあ】 ジャンル ロールプレイングゲーム(シリーズ内ジャンル名 君が君らしく生きるためのRPG) 対応機種 プレイステーション4プレイステーション3 Windows(Steam)(*1) 発売元 バンダイナムコエンターテインメント 開発元 バンダイナムコスタジオ 発売日 2016年8月18日 定価 8,070円(税別) プレイ人数 1人(戦闘のみ1~4人) レーティング CERO B(12才以上対象) 廉価版 Welcome Price!! 2017年6月1日/3800円(税別)(*2) コンテンツアイコン セクシャル、暴力 通信機能 PlayStation Network対応(DLC配信) 判定 良作 ポイント (CS機では)シリーズ初となる単独女性主人公シリーズの中でも上位といえる高いストーリー性 テイルズ オブ シリーズ 概要 特徴 ストーリーライン・シチュエーション 戦闘システム 装備システム フィールドの移動 その他のゲームシステム 評価点 賛否両論点 問題点 Win(Steam)版 総評 余談 その後の展開 これが、私の"生き方"だ。 概要 テイルズ オブシリーズの1作。略称はTOB。PS3最後のシリーズ作品で、PS4とPS3のマルチプラットフォームで発売された。 『ゼスティリア』(以下前作)の前日譚であるが、メインヒロインな筈のアリーシャの扱いを始めとした前作の評価があまりに低く、加えて本作が前作の過去の物語である情報が発売前より流れていたことで、本作もまた惨憺たる出来となることを危惧していたプレイヤーも少なくなかった。 しかし、蓋を開けて見れば前作の評判を払拭できる内容であり、前作で説明不足だった設定や伏線が丁寧に回収されているためシナリオの評価は高い。システム面も非常に洗練されている。 内容も前作の続編というよりは、本作の発売と同時期に放送されたアニメ版『テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス』(以下ザ クロス)との関わりが深い。 アニメ版のザ クロスはゲーム版『ゼスティリア』を単純にアニメ化したものではなく、内容を一部改変し『ベルセリア』の設定を取り入れている。 そのため、『ベルセリア』で迎えたエンディングの続きと言った方が正しい、どちらの作品の世界観から見ても無理のないシナリオに仕上がっている。 メインキャラクターデザインは、いのまた氏(主人公)・藤島氏・奥村氏・岩本氏の4名が担当。 シナリオはこちらも前作を担当した山本尚基氏、『リバース』のシナリオライターを務めた平松正樹氏(*3)、そして前作ディレクターの長谷雄太氏が担当。 主題歌はFLOWを起用。『ザ クロス』でも主題歌を担当している。 本作は過去にマザーシップタイトル(*4)として扱われており、本作はこの分類において初の単独女性主人公作品とされていた(*5)。 特徴 ストーリーライン・シチュエーション 今作の主人公は「強い憎しみを持つ相手を殺す」という復讐を動機として行動する、一般的には悪役の主人公である。 これまでの作品でも善側の主人公たちが悪しき道を行く強大な国家や組織を相手にするために公的機関と敵対する状況は存在したが、今回は本当にアウトローなスタンスで行動し、なし崩しとはいえ1つの集落の経済基盤を崩壊させたり、必要とあらば他人を使い捨てることもいとわないと口にし、裏社会の組織と手を組むなどかなりリアリストで没価値的な主人公である(*6)。 主人公がこうした行動をとる理由が説明され、その内容もアクセプタブルであり、主人公自身も自分の行動を目的達成のためと自覚的であるため、まるで反道義的な人物像というわけでもない。こうした図式は様々な創作にしばしばみられるものであり、抵抗感のある設定にはなっていない。 また、構造的暴力などの社会悪に加担することもせず、あくまでも即物的な利得ではなくプレイヤー目線で理解しやすい理由で行動するようになっている。 悪役とはいえ、あくまでも「テイルズオブシリーズのストーリー」なのでそこまで極端な描写も存在しないし、アートスタイルも物々しいわけではなく明るいスポットなどはいつも通りに明るい。 戦闘システム 本作で使用されている新戦闘システムは「Liberation-LMBS(リベレーション・リニアモーションバトルシステム)」で、そのLiberation(解放)の名の通り、従来のLMBSから解放されたシステムとなっている。 具体的には、従来のライン上の操作が廃止され、左スティックでの通常操作がフリーランとなり、右スティックでカメラを自由に移動できるようになっている。 また攻撃ボタンは○×△□全てとなり方向入力は攻撃コマンドの内容に関わらないようになり、連携の組み立てもメニューから自由に行える。ガードするにはL1、メニューを開くにはパッドを入力…と、多くのシリーズ作品の操作とは一線を画している。 前作や『グレイセス』と同様、通常攻撃コマンド自体が廃止され、コンボに繋がるすべての行動が術技として組み込まれている。同じくアラウンドステップも健在。 行動リソースは「ソウル」「ブラストゲージ」の二つに集約されている。 「ソウル」は術技とステップの発動に関わる個数式のパワーソースであり、術技を連続して繰り出せる回数は現在の「所持ソウル数」と同じ数までとなる。 術技はプリセットの連携ツリーへ任意に配置して対応ボタン×連携段数ごとの派生コマンドを設定可能であり、連携をつなげるほど様々なメリットが付与される。 術技とステップの発動には「ソウルゲージ」というリソースを各コマンドに定められた分だけ消費する。ソウルゲージは消費しても時間経過で回復し、その容量は「所持ソウル数」の数だけ増減する。 「ソウルゲージ」なしでも術技は発動できるが、攻撃を敵にガードされやすくなったり、「聖隷術」(一般的なRPGの魔法スキル)の詠唱時間が伸びるといったデメリットが発生するため回復を待たず闇雲に術技をバンバン撃ちまくれるわけではない。 ソウルの「所持数」は戦闘中非常に流動的に変化する。敵を倒す・スタン等の状態異常を与えたりするなどで敵から奪う、「秘奥義」を発動する、「アラウンドステップ」により対応回避(*7)を発動した際にフィールド上に放出されたソウルを「拾う」ことなどで増加させられる他、シンボルエンカウントの際に敵の背後から気付かれないようにエンゲージすることであらかじめ所持ソウル数が増えた状態で戦闘を開始することもできる。 逆に敵からスタンさせられたり状態異常を受けると、ソウルを奪われてしまう。また、相手のソウルが1つしかない場合は、それ以上奪うことができない。 ソウルが多いほどこちらの攻撃リターンが増えるが、所持ソウルが多いほど敵に攻撃された際の被害が増えるため一気に逆転されてしまう可能性も高まる。 「ブレイクソウル」というコマンドを使用すると、「ソウル」を1個敵に与えながらキャラごとに異なる効果を発動する。 ブレイクソウルは連携数をリセットして再度術技の連携につなげられる。これにより戦闘を有利に運べるほか、体力を回復することもできる。 例えば主人公ベルベットのブレイクソウルは、発動時に攻撃を与えた敵により攻撃時に効果が付与される。発動中は体力が減少していくが、体力が少ないほど威力が増すという諸刃の剣。 前作同様、状態異常にかかっている間はアイテムや回復術による体力の回復が封じられるが、このブレイクソウルを利用すれば状態異常にかかっていても回復可能。 「ブラストゲージ」は「スイッチブラスト」「秘奥義」の発動に必要なゲージである。ブラストゲージは主に前述の「ブレイクソウル」を発動することで戦闘中に増加する。 「スイッチブラスト」はブラストゲージを一回ごとに 1 消費して戦闘参加メンバーを交代しつつ固有攻撃を行うというもので、『エクシリア』にも似たようなインスタント入れ替え要素が存在している。 これにより状態異常を回復することができるほか、待機中のキャラは体力が回復でき、登場したキャラにはソウルが1つ付与される。 前作ではできなかった、戦闘不能となった待機中のキャラにライフボトルや蘇生術を使用して復活させることも可能。 「秘奥義」は必殺技に相当し、発動時にコマンドに設定されている数値分のブラストゲージを消費する。今作の秘奥義は独立した隠し技ではなくコマンド体系の一部分として序盤からチュートリアルによって明かされ、その種類もキャラごとに何種類も持っている。 属性に関するシステムにも変更があり、敵の種族と弱点を全て突くことで「弱点連携」が発生し、耐性を無効化、状態異常発生率が上昇する。 前作では存在しなかった「人間」種族への特攻が付いた技も本作では存在するため、人型のボスに対する対抗手段が増加した。 『ゼスティリア』同様、各「属性」は「能力値低下」「状態異常」と結びついている。例えば、「攻撃力減少」のキャラは「麻痺」の発生確率が大幅に増加する。 まとめると、術技の連携によって敵を攻撃し、スタンさせることによってソウルを奪い連携数とソウルゲージを増加させてより強力な連携数増加のメリットを得て、「ブレイクソウル」によってさらなる連携につなげ、場合によってスイッチブラストや秘奥義などにつなげてフィニッシュするというのが本作のバトルフローとなる。 独自要素が多いが、やることはゲージ管理の割合が大きい。 ストーリーを進行することで入手できるアイテムを所持し、高グレードを維持した状態で戦闘を続けると、強力な敵「ワンダリングエネミー」が出現する。 ワンダリングエネミーには特殊な取り巻きの雑魚が存在し、雑魚は無敵状態となっておりダメージを与えることができない。 倒すと特殊なアイテムが入手できるが、逃走することも可能。出現時、一定時間は一切行動しないため、逃走の猶予は十分にあるためその点は安心。 装備システム 前作のスキルシステムが複雑であり不評だったためか、単純に素材を消費することで各装備を強化する、というシステム。 装備ごとに固有のマスタースキルと強化スキルが存在し、そこにランダムスキルが付与される。 マスタースキルは装備中に一定量グレードを稼ぐことでキャラクターが習得することができ、装備を外しても効果が残る。 強化スキルは装備を強化することで開放され、装備を強化するごとにスキルも効果が上昇する。 装備の強化に必要な素材は、フィールドで拾うことができるほか、装備を分解することで入手することもできる。 フィールドの移動 前作同様フィールドは広い代わりに、ストーリーを進行することで移動速度の速い乗り物である「レアボード」が入手できる。 フィールド上でワンボタンで使用することができ、弱い敵にぶつかると戦闘が発生せず相手を倒すことができる。 ただしその際経験値やお金等は一切入手することができない。また、使用するにはフィールド上に存在する地相樹を見つける必要がある。 「イノーフボトル」「デノーレボトル」というアイテムが存在し、前者は使用することで一度行ったことがあるマップへパッと移動することができ、後者はダンジョンの入口にパッと移動することができる。 少々高価だが、ショップで購入することもできるほか、ストーリーを一定まで進めるとそれぞれ無限に使用できるアイテムが入手できる。 ただし道中にイベントが存在する場合、いずれのアイテムも使用できないという欠点がある。 その他のゲームシステム 他にも、「異海探索」「ミニゲーム」など、プレイヤー達が飽きないように施されたものもある。 異海探索は、ゼクソン港までゲームを進めると行うことができるようになる要素。メニューで異海探索を選んで行うことができ、料理のレシピや素材、過去作に登場した財宝(*8)などが入手できる。 手に入れた財宝は、ベルベットを初めとしたそれぞれの登場人物たちの会話が閲覧でき、ただのコレクションアイテムだけでは終わらせないのは流石である。 ただし、アイゼンが離脱している場合は利用出来ないので要注意。 ミニゲームは、速めに風船を破壊する「シャンバルーン2」、制限時間内にどれだけのダメージを出せるかを競う「スラッシュビート」などミニゲームにも種類が山ほどある。 どのような結果でも最低限のTLコインの入手が出来、そのTLコインで戦闘に役に立つアイテムやアタッチメント、衣装などを交換してもらえる。 評価点 本作の主人公であるベルベットに関する描写 実の弟と平穏に日常を暮らしていたが、ある日突然冷酷な人物に豹変した義兄アルトリウスの手により、自分の目の前で弟を殺害され、余りにも非道な彼自身に怒りを覚えたベルベットが復讐を誓い、仇を討つまでの過程に関する描写やベルベット自身の心境が丁寧に掘り下げられており、プレイヤー達にとって感情移入しやすい人物像なっている。 復讐心に縛られる姿ばかりではなく、仲間の中で重要なカウンターパートとなっていくライフィセットとの関係性の変化に伴って彼女の様々な面を見ることができ、RPGとしてよくできている。 終盤で彼女に突きつけられた残酷な真実を知り、絶望するも、ライフィセットやシアリーズの励ましもあり、最後までアルトリウスに対して弟の仇を討つことを自分自身に誓うベルベットが現実と向き合う姿勢は多くのプレイヤー達の共感を呼んだ。 + 本編のネタバレ注意! http //www.nicovideo.jp/watch/sm29668696 シナリオのクオリティ 前作は言わずもがな、シリーズ歴代作と比べても高い。 重い展開が多いが、矛盾や説明不足な点がほとんどなく概ね好評である。前作であやふやになっていた設定にもある程度のフォローがされている。 世界的に重要なのに全く掘り下げがなかった「マオテラス」や、全てが謎だった銃「ジークフリート」の詳細、ほぼ名前のみの登場だった「カノヌシ」に関する設定、ほとんど掘り下げがなかったザビーダの過去、導師の切り札「神依」のルーツにも触れられる。 魅力のあるキャラクター性 復讐鬼でありながらもライフィセットに心を開いていく主人公「ベルベット」、ベルベットとの冒険を得て、たくましい少年へと成長を遂げる「ライフィセット」などパーティーキャラクターだけに重点を当てても、かなり人物像に魅力的なキャラクターばかりである。 特に、モアナとメディアの会話シーン、ライフィセットが残酷な真実を知り絶望したベルベットを救うシーン、エンディング時のベルベットの悲壮な決断は評価が高く、泣いたという人も少なくない。 仲間達の成長、主人公の葛藤、一時的に協力体制が起こる展開など万人向けと言える展開も概ね押さえている。 本作をプレイしてから、この世界の先が気になった場合は、ザ クロスを視聴することを勧める。逆にザ クロスを先に視聴すると本作のネタバレが非常に多いので注意。 今回はサブ人物が非常に充実しており、中盤以降は様々な人物がベルベット達に協力することとなる。 同行中の人間を絡めたチャットが多くあり、ストーリーの充実に一役買っている。 主人公一行の活動は良くも悪くも直接的に人類の居住地域に影響を及ぼすのが多く、NPCの会話から自分たちの成果を実感しやすい。 戦闘システム 戦闘システムは前作を改良したというよりは『グレイセスf』を様々に仕様変更したような造りになっており、前作及び大部分の歴代作をも上回っていると言って差し支えない。 どの技も何段目にでもセットできるようになったが、強い技の連発にならないように、消費SGを多くすることで調整している。SGが不足すると防御で割り込まれるようになっている。また、連携の後ろに配置する技ほど様々な恩恵が上乗せされていく。 『グレイセス』や前作に備わっているロックオン機能(*9)に加え、さらに左スティックを倒すことにより自由な方向に攻撃可能。 ステップよりもフリーランの方に比重が寄った。ソウル総数に対するステップでの消費割合が多いため、『グレイセスf』のように攻撃後の硬直を消したり位置取りを変更する用途でステップする人は減ったかもしれない。 1人ごとに持つ秘奥義数が4つと非常に多くシリーズではトップに近い。 また、待機も含め、味方の秘奥義同士を次々と連携させていく連携秘奥義というシステムも追加されている。 ある術・技の発動後に、術はL2ボタンを押すことで、技は押しっぱなしにすることであらかじめ指定された術・技へと連携可能になっており術・技欄の圧迫を軽減している。 戦闘中の仲間達のAIが優秀で、プレイヤー達の助けになる。 敵のAIや各種パワーソースの管理などが違うため一概には言えないが、難易度ノーマル以下ならば体感的には『グレイセスf』と同等以上に働いてくれる。 ただしベルベットに関してはブレイクソウル周りのシステムに癖があるため、実質プレイヤー向けのキャラクターである。(*10) "レイズデッド"などの蘇生術に関しては一律「蘇生の追加効果を持つ回復術」に統一されたので、エクシリア・同2のように途中で詠唱を止めることはないが、発動時に対象が既に復活していても無駄にならない。(*11) 魅力的なBGM BGMはベルベットのイメージに沿ったBGMが多く、使用箇所も各場面にあっており印象に残るものが多い。 なお、『テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス』に於いても、本作のBGMが使用されている。 他のBGMと毛色が異なる壮大さを感じさせ本作で最も評価が高い「Theme of Velvet」・通常ボス戦闘「Daemon s assault」・ラストダンジョンとラストダンジョン戦闘を兼ねる「The way of the embodied dragon」・敵組織である聖寮との戦闘「The will that opposes reason」など。 前作からいくつかBGMが使いまわされているが、元々のBGMが本作の雰囲気に沿ったものなので、高評価を得ている。 コンポーザーはシリーズおなじみの作曲家・桜庭統氏であり、「テイルズらしいテイスト」を維持する方式が定められている。 配膳ゲーム、おじめん等のミニゲームの種類の多さ。 内容の詳細は伏せるが、ミニゲームの種類は11種類もあり、どれも癖が強く一筋縄ではいかない。 しかし、それらのゲームは称号やトロフィーなどでやり込むことを強制しておらず(*12)、報酬は初回クリアのビジュアルアイテムとTLコイン。 一部病的なものに至っても、TLコインが必ず貰える。好きなミニゲームを好きなように遊べるストレスレスの仕様になっている。 その他のゲームシステム アイテムが自動的に手に入るシステムとして異界探索が導入された。船を出航させると30分程度で指定した島ごとにアイテムを持ち帰ってくれる。 探索を繰り返すと行ける島が増え、有利に探索が行えるスキルが自動で発動するようになる。(*13) 賛否両論点 レーティングがCERO B(12歳以上対象)であるためか、流血描写はかなり少ない。 過去作品でも敵を殺すシーンや命のやり取りをするイベントで流血描写が無いことは多々あったが、今回はそういった場面が多いため、かえって不自然に思えてしまう。 いっそ『エクシリア2』のようにレーティングを上げてでも描写を解禁した方が良かったかもしれない。 ダークな設定を打ち消すようにギャグ性の強くて漫画的なキャラクター(マギルゥとビエンフー)が存在する。 もちろん、主人公がかなりクールであることや悲惨な設定面、パーティー一行がアウトローなためその辛みを緩和する甘味を挿入するためのバランサーとしてのコミックリリーフではあるが、大袈裟にお道化た会話の分だけ雰囲気の独自性は薄れ、「結局歴代作品と同じ」ような味わいに着地しているともいえる。 『ジアビス』のアニスや『デスティニー』のリリスのような「甲高い声でオーバーアクトに喋り、漫画的で極端な会話やリアクションを行うキャラ」の系譜に位置しているが、こうしたキャラの存在が一般層との乖離を招く要因ともなっている。 テイルズというだけで好む客層がいる反面、ゲーマーの中にはテイルズというだけで入りにくさを感じる層も確固として存在している。 1990年代に確立したこうしたスタイルがトレンドの変遷で必ずしも受けなくなり、客層の高齢化などブランドの問題もあってこうしたテイルズ的な個性と癖の強いオーバーアクトなキャラの存在は良くも悪くも転換期に差し掛かっている。 2周目以降の周回プレイが賛否両論。 今回はグレードショップの内容が、過去作品に比べるとやや少なくなっている。レアボード(高速移動アイテム)、術・技、マップ情報、強化した装備品を引き継ぎたかった人は多かった。 前作も装備品引継ぎは無かったが、クリア後に前周の装備が手に入る仕様にはなっていた。 1周目で大抵の要素が解禁できるようになっている。そのため、2周目以降の旨みが薄い。逆に言えば1周するだけでかなりの要素が解禁できるため、数十時間に及ぶ無駄な手間(周回作業)を省くことができるとも言える。 周回時に術・技はグレードショップにより習得を早める(習得レベルを半分にする)ことが可能ではあるもの、最後のブレイクソウルと秘奥義は何周目であろうとラストダンジョン以降でないと手に入らないようになっているため、最初から強い状態で始めたい人は周回する気が減退しやすいかもしれない。 歴代要素が多いが少々露骨。 アイテムやり込み要素に、過去作のワードが使われることは今までにもあったが、今回はかなり多い。かなり重要なアイテムや、ストーリー中で示唆されることもあるため、そこはオリジナルの名称で良かったのではという声も。とはいっても名前だけ借りているだけであり、設定までそのまま持ってきているということではない。 技名も過去作のものが多く使われており、エレノアが『アビス』の主人公ルークの第二秘奥義である「ロスト・フォン・ドライブ」を使うのに違和感を覚えた人も。 この秘奥義は該当作の根幹設定に深く基づいており、ルークだからこそ使いこなせる重要な奥義だったせいもあり、あまり嬉しくない歴代要素と言える。 また、シナリオ中盤で「一行が伝染病にかかったため、治療に必要な薬草を取りに行く」というイベントがあるのだが、その薬草の名前が過去シリーズに登場したキャラクターをモロに使った名前である上、それを「(見た目などに関して)趣味が悪い」とあまりにも不自然に連呼するシーンがあり、そのキャラに思い入れのあるユーザーはもちろん、それ以外からも少し悪乗りが激しいという意見が見られた(*14)。 前作と同様、かめにんによる『エクシリア2』のパロディが存在する。前作の時点で賛否両論だったが、今作では「同じ作品の同じシーンを2作連続でパロディ」という点もあって前作以上に厳しい目で見る人もいる。 便利な移動アイテムが揃っているが、入手できる時期はいずれも遅いうえ、使いたいときに使うことができないという問題を抱えている。 そのため、前~中版は広大なフィールドを走り回らねばならず、移動速度もお世辞にも速いとは言い難いため、主に2周目以降が煩わしい。 加えて、レアボードの操作には少々癖があるため操作がやたら難しいのが欠点。隠しダンジョンではこれを駆使することを強要されるステージが鬼畜。 一部の技の性能が高く、同じ技を連発している方が安定してしまう。 同じ技を連発すると威力が減衰したり、スタン・状態異常確率の減少といったデメリットが発生するが、ごり押しでスタンさせてしまえばソウルをほぼ確実に入手できるというメリットの前には霞む。 特にベルベットのブレイクソウル「コンジュームクロウ」の効果時間中は絶対に死なないため、ソウルの稼ぎやすさは不死身でいられる時間の長さに直結するため、ソウルが稼げるようになると高難易度でもほとんど死ななくなる。 味方が全員倒れてベルベットだけで大量の敵を相手するという光景も珍しくない。他キャラのブレイクソウルに関しては、無敵時間が発生するものはあるが、効果時間がすぐに終わるため、このようなことは起こらない。 問題点 装備強化に関して。 強化に要求される金額があまりに多いのに対し、戦闘で入手できるお金が少なすぎる。売却専用のアイテムを売り払って溜めるか、2周目の「強化費用半分」「獲得金額アップ」をアテにするしかない。 この2つを併用してなお、最大強化した高レベル装備を揃えるにはそれなりの時間を金策に費やす必要がある。 難易度の仕様 難易度が上昇すると、敵のステータスが増加することに加えて、回復術の効果が軽減されてしまう。 他にも逃走速度の低下、アイテムの待機時間の延長、戦闘不能時のBGの減少などの影響が大きい。そのため、基本的な戦い方は据え置きで難易度のみが上がるというよりは、戦い方そのものの見直しを迫られるような調整になっている。取得経験値が減るのも前作同様。 ブレイクソウルの回復量は据え置きのため、回復術ではなくこちらがメインになっていく。 高難度でのみ解禁されるシステムもあるため、それを利用すれば低難度よりもスタイリッシュな戦闘を見込める。 ちなみに、今作での通常難易度の敵は全体的にステータスが低下傾向にあり、HPが中々削れなくて辛いといったことにはなりにくく、全体的にヌルめになっている。ボス戦も同様。 回復術が用無しになっていく反面、ステータス異常のみを回復できる術というものは存在せず、必ず回復術と抱き合わせになっている。 これは、回復術を無効にするとステータス異常も治療できなくなることを意味するため、回復術の有効・無効や作戦の設定には難儀する。 シンボルエンカウントで敵に背後を取られたりダブルシンボルに接触した際の敵の強さの上昇度合いが強く、思いもよらないタイミングで全滅することもある。その唐突な初見殺し度合いはかの『真・女神転生III』にも匹敵する。 スタン・状態異常がどちらかといえば敵の方に有利な調整。 敵の状態異常攻撃は高確率でスタンも付与してくる。 大抵の戦闘は敵の方が頭数が多く、マークを逃れたエネミーが広範囲に状態異常を付与する技を使ってこちらの意識外から毒や麻痺を受けた上でスタンさせられソウルを失い攻め手をなくした上で連続攻撃を当てられたりスタンを重ねられるという嵌め殺しが起きやすい。 ソウルの仕様によって、この種のRPGとしては一度崩された場合のリカバーがかなりやりにくい。 味方側にも一方的に攻撃するチャンスは存在しているのだが、高難度ほどハメるかハメられるかというピーキーなバランスにまとまってしまっている。 ノーモーションの攻撃で即座にスタンさせられたり、超反応でガードされることもかなり多い。 秘奥義演出について シリーズおなじみの秘奥義だが、今回はほぼ好きなタイミングで出せるため、特に敵に使用される際の前兆などがほぼなく従来の「起点の技に当たらないようにする」「発動可能状態になった敵から離れ、味方を分散させる」などの対策が取れなくなっている。 こちらが秘奥義を使った際、演出が終わったあと敵が一切のけぞらず、全員が棒立ちの状態から戦闘を再開するためコンボが途切れる。また味方より敵のほうが明らかに行動再開が早い。 この影響で、味方に秘奥義使用を許可する設定にしていると、戦闘開始後すぐに聖隷術連携で接近させられる前に敵を押しとどめる目論見でいたのが、自動操作のパーティーキャラの秘奥義で詠唱中断 → その隙に敵が近寄ってきて嵌め殺し…のようなことになり、かえって不利になることがしばしば発生する。 フリーランの比重が大きくなり敵味方の位置関係が非常に流動的になった影響で、ロックオンしている敵が一気に遠くに行ってしまったり、囲まれやすくなったり、敵が近づいてきているのにロック対象にならないなど、ロックオンやセミオート操作に関する弊害がやや大きい。 特に自衛能力が低くリーチも短いライフィセットは序盤戦闘に苦労しやすい。術師優先ルーチンの敵が多いこともあり、全般的に後衛キャラは一度懐に潜り込まれるとそのままスタン → 嵌め殺しされやすかったり、ずっと敵のヘイトが向き続けて詠唱の暇すらないことがままある。 上記の秘奥義に関する仕様もあり、術師メインでプレイする人は今作だとストレスを感じやすい。 メニューを開かないと待機キャラのBGが確認できない。 このため、キャラを入れ替える時に入れ替え先のキャラのBGを確認するのが面倒くさい。そして確認を怠った場合、メンバーを入れ替えた後BG切れを起こし、状況が変わりピンチになっても引っ込めることができないという状況が起こりやすい。 連携秘奥義、協力秘奥義を使う時は、メニューを開くことが多くなるため、テンポが悪くなりやすい。 Win(Steam)版 Win用移植版が2017年1月27日に配信されている。 が、これがジオブロッキングによって日本除外仕様(通称「おま国」)であり、日本製のゲームなのに日本人はプレイできないという酷い売り方になっている。 海外市場でも日本同様評価そのものは高く、ゲームメディアによる批評でも80%の評価を得ており上々。 微細なグリッチは存在するが移植精度も高く1080p60fpsでプレイできる。 日本市場に流通させないようインターフェース・テキストの日本語が存在しない仕様だったが、日本語プレイしたさに韓国人のプレイヤーがバイナリエディタなどを使った日本語可の方法を調べるなどしており、売り方そのものに疑問符が付かざるを得ない。 総評 前情報では操作方法の大幅な変更など戸惑う部分もあった上、なによりシリーズの中でも歴代最悪とも言われる前作の前日譚ということも相まって、発売前より地雷として購入を見送ろうとしたプレイヤーも少なくなかった。 …が、いざ蓋を開けてみれば、前作の悪評を完全に払拭するほどの良作であった。 売上も初週こそ前作をやや下回った計25万本程だが、3週ほどで30万本を突破するなど歴代作と肩を並べる売り上げを残している。 前作の設定を引き継いではいるものの、この1作で物語が完結しているため新規のプレイヤーでも問題なく遊べる。 キャラやシナリオは高い完成度であり、手に取って損は無い逸品である。 この作品に興味があれば、是非ともプレイして、主人公「ベルベット」の生き様を見届けて欲しい。 余談 「ファミ通アワード2016」にて、本作は「優秀賞」を、主人公であるベルベット役の佐藤利奈氏が「女性キャラクターボイス賞」を受賞。 前作で不評となった要素である「神依」が敵専用の技として登場する。 「神依」を使う敵は前作通り性能が段違いに高くなるがかなり大きな欠陥もある。 本作のパーティメンバーから、 まるで『ゼスティリア』に鬱憤を募らせたプレイヤー達の心境を代弁するかの様に 「反吐が出る」「ふざけた名前」など散々扱き下ろされる。 ザ クロスでは1期5話と6話が本作の序盤を描いたものとなっている。 他、OPにベルベットが登場したり、2期でベルベットの存在について語られているなどタイトル通りクロス要素が見られている。 『ファミスタクライマックス』にて、本作の主人公のベルベットがバンダイナムコスターズの選手として登場した。 2018年6月11日のE3において『テイルズ オブ ヴェスペリア』リマスター版のリリース決定と同時に、本作が世界累計販売本数100万本を突破したことが正式アナウンスされた。 上記の通り『ゼスティリア』の影響もあり、購入をためらった層が多く出たことが響いており、ブランドの復権は次回作である『テイルズ オブ アライズ』に託されることとなった。 2024年3月10日にいのまた氏が63歳で死去したため、氏がキャラクターデザインを担当したCS機作品は本作が最後となった(*15)。 その後の展開 2021年9月9日にシリーズ最新作『テイルズ オブ アライズ』がPS5/XSX/PS4/One/Winで発売された。 公式ジャンル名は「心の黎明を告げるRPG」で、グラフィック・デザイン・アクションがこれまでのシリーズから一新されている。
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/1959.html
関連商品:テイルズ オブ ヴェスペリア 公式シナリオブック 概要 関連リンク 概要 ※テイルズチャンネルより転載 メインシナリオ、サブイベント、スキット、戦闘会話を完全収録! ユーリたちの“その後”を描くオリジナル小説も掲載予定です!! ※オリジナル小説の内容に関しては、変更になる可能性が御座います。 あらかじめご了承ください。 商品名:テイルズ オブ ヴェスペリア 公式シナリオブック 価 格:未定 発売日:2010年6月9日 仕 様:A5判/ページ数未定/オールカラー ISBN:未定 発 行:株式会社バンダイナムコゲームス 発 売:株式会社山下書店 編 著:株式会社キュービスト(QBIST) ※ カバーデザイン、および掲載内容は変更になる可能性があります。あらかじめご了承ください。 ※ シナリオはPS3版に準拠しております。 関連リンク
https://w.atwiki.jp/ggame/pages/276.html
(削除ページ)
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/3014.html
テイルズ オブ バーサス 概要 システム 問題点 キャラ選定 シナリオ 戦闘について キャラクター・ゲームバランス ステージ 対戦関連 BGM その他の問題点 評価点 総評 余談 テイルズ オブ バーサス 【ているず おぶ ばーさす】 ジャンル 対戦型アクション 対応機種 プレイステーション・ポータブル メディア UMD 1枚 発売元 バンダイナムコゲームス 開発元 マトリックス 発売日 2009年8月6日 定価 5,200円 プレイ人数 1~4人 通信機能 アドホック通信 レーティング CERO A(全年齢対象) 判定 クソゲー シリーズファンから不評 ポイント 偏りすぎているキャラ選定全登場キャラの改悪調整不足な戦闘システム頻発且つ長過ぎるロード時間OPムービー・主題歌にも批判集中シリーズファンをあざ笑うかのような悪意の塊今作がきっかけでシリーズファン同士がバーサス テイルズ オブ シリーズ関連作品リンク 概要 『テイルズ オブ』シリーズのキャラクター(以下「キャラ」)が13作品35名登場する対戦型アクションゲーム。略称は『TOVS』『バーサス』。プロデューサーはシリーズの携帯機作品を主に手掛ける大舘隆司。 『テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー』(以下『マイソロ』と表記)などのようなお祭りゲーで、今作オリジナルの世界「ダイランティア」において、各テイルズキャラたちが4カ国に分かれ、繁栄をもたらす「大いなる実り」を巡って「ユグドラシルバトル」と呼ばれる武闘大会で闘うというストーリー。 『テイルズ オブ』シリーズはRPGでありながら格闘ゲームのような戦闘システムを搭載しており、「シリーズ初の対戦アクションゲーム」である本作は発表と同時に大きく話題を集めた。 しかし公開されていく登場キャラクターの異様な偏りから不安視する者が現れ始め、発売後は恐ろしいまでのキャラ崩壊や作品ごとの優遇不遇の格差、劣悪な戦闘システムなどからシリーズ最低のクソゲー扱いを受ける事となった。 システム 基本的にプレイヤーとCPUがコンビを組んで戦う。対戦モードによって2対2、1対3、バトルロイヤルなどでプレイ可能。 コンビによってそれぞれ違ったシナリオが用意されており、最初からプレイ可能ないくつかのコンビのシナリオやサブシナリオをクリアするなど条件を満たすことによって別のキャラが使用可能になる。 戦闘システムは本編シリーズと同様、格闘ゲームのようなライン上で複数のキャラが戦うというもの。物理キャラは「通常攻撃」やボタン1つで出せる「技」を主に使用し、魔法キャラは発動に一定時間かかる「術」を使用する(術詠唱中に攻撃を受けると術はキャンセルされる)。 キャラにレベルは存在せず、敵と戦うことで得られる「グレードポイント」を使い、能力値やスキルをカスタマイズする。 ミニゲーム「テイルズ オブ ウォールブレイカー」 『テイルズ オブ ザ ワールド なりきりダンジョン2』のグラフィックで行われるミニゲーム。相手をフィールドの両端にある壁に叩きつけ壁を破壊し、フィールドの外に落とした方の勝利。『なりきりダンジョン2』のグラフィックを流用しているため、同作にて登場したキャラからのみ選ばれている。 問題点 キャラ選定 出典 キャラクター 備考 テイルズ オブ ファンタジア クレス/ミント/チェスター/アーチェ/ダオス(*1) 5名 テイルズ オブ デスティニー スタン/リオン(*2)/フィリア/コングマン 4名 テイルズ オブ エターニア ファラ 1名主人公不参戦 テイルズ オブ デスティニー2 カイル/ナナリー/ハロルド/バルバトス(*3) 4名 テイルズ オブ シンフォニア ロイド/コレット/クラトス(*4)/プレセア 4名 テイルズ オブ リバース マオ/ユージーン 2名主人公不参戦 テイルズ オブ レジェンディア セネル 1名 テイルズ オブ ジ アビス ルーク/ティア/ジェイド/アニス/アッシュ(*5)/ミュウ(*6) 5名+1匹 テイルズ オブ ザ テンペスト カイウス 1名 テイルズ オブ イノセンス ルカ/イリア 2名 テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士- リヒター(*7) 1名 パーティキャラ不参戦 テイルズ オブ ヴェスペリア ユーリ/リタ/ジュディス 3名 テイルズ オブ ハーツ シング/コハク 2名 テイルズ オブ シリーズはキャラゲーともいえるほどにキャラ人気の占める比重が大きいシリーズだが、参戦キャラが全体的に藤島康介デザインのキャラ(*8)に偏っているという点が問題視され、そうでない作品からは1人しか参戦しない作品もあるというバランスの悪さが大きく批判された。また、「エターニア」「リバース」「ラタトスクの騎士」からは主人公が不参戦。ラタトスクに関しては一時期スポット参戦しパーティキャラですらないリヒターのみというクロスオーバー作品ではまずあり得ない事態である。(*9) シナリオ メインのモードにおける「メインシナリオ」が用意されていないキャラが多い。 メインシナリオが用意されていないキャラにはサブシナリオが1人3つ用意されているが、これはメインシナリオ中のイベントの1つといった感じで、バトルがない場合は3分ほどで終わってしまう非常に短いもの。またメインシナリオにはボイスがあるのにこちらにはない。 『アビス』は出演キャラ5人+1匹のうち4人にメインシナリオが用意され、残りの1人にはサブシナリオがあり、1匹にもマスコットキャラとして多くの出番がある、と一見優遇されているが、原作での重要設定「レプリカ」の軽い扱い、原作にもあるルークの断髪理由がお粗末なものとなっている、他作品のキャラを踏み台としたアビスキャラの持ち上げなど、原作ファン・他作品ファンの両方から非難を浴びるものとなっている。 ミントとユージーンにはサブシナリオすら用意されていない。 本作では敵味方関係をすべてシリーズキャラで賄おうとしたために、無茶な性格付けがなされているキャラが多い。味方役と敵役を無理に戦わせようとする流れが多く、どのキャラのイメージも崩壊する事態となったのである。 キャラ改悪の一例 ファラがユーリの殺人を容認し庇う。 ユージーンが属する獣人族「ガジュマ」に触れられると「デスガロ熱」という病気を発症する(病原体扱い)。(*10) セネルが歴代キャラ達に理不尽な言いがかりと共に次々に喧嘩をふっかけていく。 これらのような性格・設定描写は原作には存在しない。他のキャラにも原作から考えるとあり得ない改変が多く見られるため「スタッフは本当に原作をプレイしたのか(内容を理解しているのか)?」という疑問が噴出することになった。 オマケに登場していないキャラにすら被害が及んでおり、酷いものは設定をパクられた挙句改悪され当て馬にされていたり、あろうことか死んだ事にされていたりもする(*11)。それでシナリオに深みが出ているわけでもなく、むしろセネルなどはモロにそういった設定の悪影響が働いているので踏んだり蹴ったりである。 登場キャラに留まらず、登場していないキャラまでも貶めるかのような描写などのせいで「テイルズ オブ シリーズのお祭りゲーは、登場もせず、話題にもならない空気キャラが勝ち組」と揶揄されることとなってしまった。 登場すれば何らかの改悪により不愉快な思いをさせられ、登場しなくても設定レベルで殺されたり間接的にでも貶められる可能性があるため、それこそ話題にすらならない、本来なら悲惨と言われるべき立ち位置の空気キャラとそのファンが一番得をするということである。 シナリオの内容自体は、ユグドラシルバトルに「3年前の事件」を絡めつつ進行させていくという無難な内容だが、上記のキャラ改悪のために否定的にみられることが多い(それでもスタン編など、ごく一部は評価されることもある)。 戦闘について キャラクター・ゲームバランス キャラの使用する技は原作と同じ物だが、一部の技が空中で出せるようになっている反面、原作で空中発動できたのに本作では出来なくなっているなど、奇妙な変更点がある。また「通常は攻撃が当たらないダウン状態の相手にヒットし、無理矢理起こす効果」が、原作ではそのような効果のなかった技についていたり、その逆もある。ダウン中の相手を無理矢理起こす技などハメ技やループコンボの原因になる事は火を見るより明らかな筈だが…。 シリーズにおける強力な攻撃「秘奥義」の格差もひどく、強いものだと「秘奥義を使った者が勝ち」とさえ皮肉られるほどで、弱いものだと最大HP(9999)の3分の1(3000)しか与えられない。発動条件まで従来のシリーズ作品より容易であるため「秘奥義ゲー」となりどうしようもないことに。 CPUの思考がひたすら逃げることとアイテムを拾うこと優先。画面外に出現したアイテムでもCPUは貪欲に拾いに行くので、結果としてプレイヤーが不利になる場面も。アイテムとCPUの間に自分が操作しているキャラがいると、CPUがキャラに引っ掛かって走り続ける現象まで起きる。 CPUの術師は何故かプレイヤーだけを狙ってくるため、敵が術キャラ3体だとバトルロイヤルでも実質1VS3になってしまう。更に敵のアーチェは空中に浮いたまま落ちてこない敵専用のインチキ仕様が搭載されており(*12)、場合によっては奈落の少し上の狭いスペースや連続ジャンプを使っても届くか分からない場所など、手出しできない場所から敵アーチェに延々と殴られ続けることがある。 ゲームバランスがまるで取れていない。 純粋なキャラ性能の面は極めて酷く、特定の技を連発しているだけで相手がやられるまでピンポン球のように吹っ飛ばしまくれるキャラや、アイテムを拾うと問答無用でその拾ったキャラの元にワープしてきて秘奥義を叩き込んでくるキャラ(*13)もいたりとかなりバランス崩壊している。 パラメーターのカスタマイズという要素はあるが、大元の動きは調整しようがないので逆に振りが遅い、特技が弱いキャラはそれだけで他の要素を殺してしまう程に弱キャラになってしまう。 また、上記の強制的に起き上がらせる技の影響で即死・永久コンボを搭載したキャラが殆ど。術の詠唱時間中に隙が生じ、結果サンドバッグにされかねない一部の魔法使い系キャラなど、使えないキャラは愛をもってしてもカバー出来ないため全く擁護不可能。 カスタマイズ要素にはスキルもあるのだが、これまたバランスが取れていない。バックステップ+エスケープ(*14)での「無敵移動」とHPの自動回復を合わせたり、そもそも奥義を当てなければ秘奥義に繋げられない前衛キャラを無敵移動で封殺したり(*15)。今作は時間制限が常に付きまとうので、酷いと1点リードした後ずっとこの無敵バックステップで粘るだけで勝てる。この時点ですでに対戦ゲームとして破綻している。 一応ネット対戦も可能ではあるが、この最悪なゲームバランスのせいでランダム対戦はまったくもって楽しめない。身内だけでやるとしてもまともにやるなら大量の禁止技を設けなくてはいけないほど。 そんな崩壊したバランスの中でも、ナナリーは別次元の壊れ性能を誇っている。 弓矢と魔法が使えるナナリーだが、特に弓矢技の性能が桁外れに優れている。何なら以下の技を連発しているだけで相手を封殺することができる。 「扇氷閃」斜め上へ放たれた5本の矢が弧を描いて落下する特技。 5本の矢は足場に当たっても消えないため非常に広い範囲を攻撃することができる。その攻撃範囲の広さからロックオンしていない敵にも攻撃をあてることができる。ステージによっては隅っこでこの技を連発しているだけステージ全域に矢を振らす事も出来る。 「墜陽閃」敵を追尾する4本の矢を放つ奥義。このゲーム最強の技。 矢という名のミサイル。画面外にいる相手にすら命中する高い誘導性能、地形すら無視して相手を追う追尾性能、非常に長い持続時間、発生の速さ…と、非の打ち所がない最強の技と化している。 ロックオンした相手に当たるか時間経過でなければ消滅しないという性能上、軌道上にいる別のキャラクターにも巻き添えを食らわす事が出来る。 移動で逃げる事は不可能、範囲内の相手に絶対に命中する。よほど距離が開いていれば自然消滅を狙えるが、それができるステージはごく一部。 その上、オーバーリミッツ中ならば矢一本にかするだけで秘奥義に繋ぐ事が出来る。ナナリーの秘奥義は成功すると全ての高低差や距離をリセットして放たれるため、相手がどこにいても必殺できる。 ステージ バトルステージのデザイン・グラフィックがお粗末でだだっ広いだけになってしまっている。ワープゾーンもあるが、昔のゲームにありがちな「右端に出ると左端から出てくる」という案配で適当感が漂っている。 戦闘中のカメラワークにも問題が見られ、画面に入っていない敵の動向は音で予測するしか無く、戦闘中に時折出てくるアイテムの出現も解りにくい。 それだけならまだ当たり前のこととも言えるが、問題は主に対戦するCPUはその影響を受けずに大暴れするため、こちらが一方的に不利な状況になりやすいことにある。 一部のステージでは上段と下段をつなぐための足場が消滅するため、スキル効果で連続ジャンプを可能にしないと上段に居る敵から一方的に魔法で攻撃されることがある。 対戦で細かく条件設定ができない。 カスタムルールがあるが一律100,000ガルドという非常に高額なゲーム内通貨を払わなくてはならないうえ、長時間プレイしないと買うことすらできない。 対戦関連 今作のオーバーリミッツには『味方と同時発動すると強化される』仕様があるのだが、これを発動すると文字通り『相手が死ぬまで一方的に攻撃する』ことが可能になるほどのぶっ壊れ調整。味方と同時に発動させるのは難しそうだが、実はカスタムAIで調整可能なので慣れれば簡単に出せる。 一方でオーバーリミッツを使うと『仰け反らない』体質によって本来は吹き飛ばし効果などにより多段ヒットしない攻撃が多段ヒットし、恐ろしいダメージを受けてしまうことがある。 コンボが弱すぎる 格闘ゲームにつきものの「コンボ」は、攻撃を当てた相手の方がオーバーリミッツのゲージが増えやすくなるため役立たず。なるべく少ない手数で、高威力の攻撃を当てることが鍵となっている。これでは連続ヒット系の技が泣いている。 単発系の技が極端に強い 何故かこのゲームの特技はヒット数が少ない方が威力が高い仕様になっているのだが、そのせいで1回しか当たらない特技の中には通常攻撃の5倍以上の威力を持つものまである。その一方で、複数回当たるものは威力が極端に低く、少し硬い相手にも攻撃が通らないことがある。当然、使える特技は限定されており、華麗に多段ヒットを決めるよりも強力な特技と奥義をキャンセラーで連携してさっさと沈める方が早い。 メーカーの阿漕すぎる商法。 本作の予約特典に加えて、主題歌担当アーティスト「GIRL NEXT DOOR」のファンクラブ加入、主題歌CDおよび関連商品の購入、関係ないはずのPS3版『ヴェスペリア』を購入しないと入手できない武器や後述のスペシャルバトルがある。これらを全部入手するとなると、それにかかる合計金額はゲーム本体の定価価格を超える。 コンプリートしようとせず無視すれば良いだけの話という意見もあるが、あまりの横暴さから「テイルズ オブ シリーズファンをカモとしか見ていない」という猛反発が上がった。 発売から半年が経過してからアンロックされた要素も多いのだが、初めからそうしろと言われても仕方ないだろう。 スペシャルバトル関連。 スペシャルバトルとは、特殊条件下での対戦に勝利していくという言わばクエストをこなしていくものだが、バランス調整を放棄したかのような凶悪な難易度を誇っている(*16)。 しかもスペシャルバトルの完全制覇がユージーンを使用可能にする条件なので、お祭りゲーでありながら全キャラプレイする為にはこの理不尽なバトルを強制される。 スペシャルバトルはインターネットからダウンロードして追加できる(「ダウンロードバトル」と称する)が、中には前述通りリアルマネーを支払わなければ(関連商品を購入など)ダウンロード出来ないものもあり、キャラの装備品含めてコンプリートを目指す所謂やり込み派のプレイヤーからは強い不満が出た。 BGM 選曲にまで優遇不遇が及んでいる。藤島康介氏デザインの作品の曲は大量に用意されている(*17)にもかかわらず、いのまたむつみ氏デザインの作品からの曲は『デスティニー』『デスティニー2』を除き異様に少ない。また、『ラタトスク』『ハーツ』にいたってはわずか2曲とキャラの扱いに負けないほど格差が酷い。 + 曲数内訳 バーサスオリジナル 12曲 ファンタジア 17曲 デスティニー 19曲 エターニア 5曲 デスティニー2 20曲 シンフォニア 9曲 リバース 4曲 レジェンディア 4曲 アビス 14曲 イノセンス 3曲 ヴェスペリア 18曲 ハーツ 2曲 テンペスト 5曲 ラタトスクの騎士 2曲 藤島作品は4つ、いのまた作品は7つ、曲数はともに58…。 曲のアレンジの評価は高い(後述)が、一部原曲からかけ離れすぎているものも散見され、そちらに関しては「やりすぎ」といった案配で否定的な意見も上がっている。 『レジェンディア』の曲「12時の方向に進め」はサウンドテストで「待ち合わせは噴水広場で」と誤表記されてしまっている。 その他の問題点 秘奥義の演出における問題。 秘奥義を出すと途中でキャラのカットインが挿入されるのだが、挿入される絵は秘奥義の動きとまるで違う上に、4種類程度にパターン分けができてしまうほど個性がない。 キャラによってはその絵がもはや阿波踊りか何かと見紛うほどだったりするが、その阿波踊りが唯一パターンに当てはまっていない、いわゆる優遇キャラのカットインとなっている。 秘奥義の演出にしても近距離でやたらピカピカするエフェクトを見せられたりするだけのものがあったりするなど、動作が拙い上に目にも悪いというダブルパンチとなっている。 おまけに、肝心の技も原作から簡略化されてしまっているキャラもいる。 + 参考動画:全員分の秘奥義の動画 ミニゲーム「テイルズ オブ ウォールブレイカー」は前述したように『なりきりダンジョン2』を流用しているため、『エターニア』以前の作品はリッドを始めとする本編で不参戦のキャラも登場する一方、『デスティニー2』以降の作品のキャラは一切登場しない。 ちなみに『なりきりダンジョン3』は『2』のグラフィックや戦闘システムを流用しており、また『デスティニー2』と『シンフォニア』が参戦している。何故こちらのを使わなかったのだろうか? OPムービー関連。 今作のムービーはテイルズ オブ シリーズではお馴染みの「プロダクションI.G」が受け持ち、ほとんどのシリーズ作品で作画監督を務める松竹徳幸氏が監督も兼任しているのだが、今までのシリーズ作品から考えると信じられないほど、作画崩壊および質の劣化を起こしている。 「ムービー中のキャラが一瞬別のキャラになっている(*18)」という管理態勢を疑いたくなる程のミスまで見られる(*19)。当該シーンは「キャラが左に向かって疾走」というものでムービー中に2回あるが、ともに構図・背景が全く同じ(キャラが違うだけ)であるため、絵を使い回し、その結果起こったものと思われる。 提示された納品期間が短かった事、既に劇場版『ヴェスペリア』の制作が始まっていた事などが品質低下の原因とユーザーからは推測されている。とはいえ、近年のプロダクションI.Gの作画はテイルズ以外でも質の低下が指摘されているため、それだけが原因と言い切れない部分もある。 肝心の主題歌「Be your wings」も余り良い評価は得られていない。 更には主題歌を担当した「GIRL NEXT DOOR」に対しても「歌に迫力もないし、やる気も感じられない」と厳しめの評価が下される事が多いが、こちらは前述のメーカー主導の商法の犠牲であることも手伝って、余計に心証を悪くしている感もある。 + 参考動画 バーサスのOPムービー http //www.nicovideo.jp/watch/sm7779875 ロード時間が長く、回数も多い。 特に戦闘前のロードは30秒ほどもかかる。さらにロードを短縮するデータインストール機能も搭載されていないため、どうやってもこのロードは回避不能である。 他の多くのPSPテイルズも非対応だが、本作ほどロードは長くない。 評価点 3D作品では初めて敵キャラを操作する事ができた事。 偏ってはいるものの全作品から一通りキャラが出ており、一部作品からしかキャラが出ていないお祭りゲー『ファンダム Vol.2』『いたストSPおよびポータブル』よりは人選が酷くない。 参戦キャラ全員に秘奥義が導入された。特に原作において、2人で秘奥義を発動するためお祭りゲーで個人用秘奥義が用意されてこなかった『リバース』、そもそも秘奥義の存在しない『レジェンディア』のキャラでも秘奥義が使えるようになったのは大きい(*20)。 そのため、『リバース』の主人公であるヴェイグの不参戦が余計に悔やまれる。ちなみに彼の個人用秘奥義は4ヶ月後に発売した『グレイセス』まで待つ事になる。 キャラのパラメーターを自由にカスタマイズできるので「TP燃費のいいクレス」「硬いリオン」「素早いロイド」など本編での弱点をカバー出来るように作れる。 BGMに関しては上述した通り一部に批判こそあれど概ねクソゲーにありがちな「曲だけは良い」という要素に見事に当てはまっている。『マイソロ2』からの流用が大半だが、『レジェンディア』のBGMを手がけた椎名豪氏による歴代戦闘曲のアレンジの評価が高く、シリーズおなじみの桜庭統氏の新曲もある。 またしてもセネルのスキット絵が書き直されているが、本作のものはキャラクター原案である中澤一登氏の絵に近く好評だった。後のお祭りゲーでも本作のものが流用され、新規グラフィックが使用される場合も本作のものがベースとなっている。 総評 阿漕な商法、社の看板タイトルであるシリーズのキャラの改悪や露骨な依怙贔屓(*21)、根本から調整不足な戦闘システムなど、シリーズファンへの悪意が多数見受けられ、今まで発売されたシリーズのお祭りゲーでは最低レベルの作品となった。問題点は大量に上がり、評価出来る点もBGMなど少数、そして登場キャラの格差は優遇不遇の議論を呼び、ファン同士の争いを産むこととなった。 全員に秘奥義が追加されたり敵キャラを3D作品で操作できるといった他に類を見ない要素もあるため一概に何もかもが悪かったとは断言できないものの、全体的に見れば手厳しい評価をされるのもやむなしであろうか…。 余談 本Wikiにおいては、スタッフの発言およびゲーム内容から解る特定タイトルの過剰優遇、ゲームと関係の無いグッズを買わせようとするメーカー・関連企業の商法展開などを問題視し、一覧では長い間、企業問題ゲームに分類されていた。だが、本作は最低限ゲームとしての体こそ成している(*22)ものの、それを差し引いても酷すぎるシナリオ・長すぎるロード時間・崩壊したゲームバランス・上記のDLCを初めとするやりすぎな企業態度などから、クソゲーの判定は免れようがないと結論づけられ、今に至る。また、キャラの優遇不遇に関する記述が増えたために、一時期は1ページに不満点が書き切れず、3ページに分割されるという事態にもなった。 ゲーム自体の評価には関係しないものの、ゲーム外における、主人公どころかパーティキャラすら参戦していない作品があるのに「主人公格は全員入れた」、偏った人選にもかかわらず「贔屓はしていない」など、実際のゲーム内容と矛盾するスタッフの発言も問題視された。 また、発売前はテイルズスタジオによる製作と発表されていたが、蓋を開ければマトリックスが開発を受け持ち、テイルズスタジオは監修に留まるという形であったため、メーカーに対する不信感が一層強まることになった。 マトリックスも開発力がない訳ではないが、PSPソフトの開発経験が一切無かったのが仇となって本作のロード時間やシステムなどに出てしまったと言えよう。 ユーザーレビューサイト「PSP mk2」でもかなりの低評価を下されており、レビュアーの殆どが本ページと同じような点を指摘している。 信用度が落ちているファミ通のレビューでは、40点満点中32点(8、8、8、8)を獲得。キャラのカスタマイズ性が評価されているが、バランス調整がきつめであると指摘されている。 PSPのテイルズ オブ シリーズの中で、唯一ダウンロード版が配信されなかった。 もっとも発売から数カ月で既にワゴンの常連だった為、配信したところでまさに「誰得」とされるのは目に見えていただろうが…。 2ちゃんねるではあまりにも不満が多いために本スレが早々に落ちた上に葬式スレも打ち切りになってしまった。 今作での反省を生かしたのか、2012年発売の『テイルズ オブ ザ ヒーローズ ツインブレイヴ』ではシリーズ作品計15作品からそれぞれ2人ずつ(+ボスキャラが『デスティニー2』、『レジェンディア』、『ヴェスペリア』から3人)が平等に出演しており、主人公は全員参戦している。シナリオも原作を尊重したものになっており、『ヴェスペリア』等はむしろ「原作でやって欲しかった」という意見もある程。 しかし売上は初週約8万本、累計約11万本と本作は疎か『マイソロ1』の半分にも満たなかった。色々と問題点はある作品だが、本作の残した傷跡の深さも窺い知れる。
https://w.atwiki.jp/momo-i/pages/228.html
テイルズ オブ ジ アビス 2005年12月15日発売 テイルズ オブ ファンダム Vol.2 テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー2 テイルズ オブ バーサス テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー3 アニス・タトリン ゲーム出演の中ではモモーイの代表作といえる。
https://w.atwiki.jp/talesofxillia/
テイルズ オブ エクシリア まとめWiki wikiは以下のURLに移転いたしました。引き続き編集協力をお願いいたします。 http //toxwiki.com/ 検索 このWikiは、PS3用ソフト「TALES OF XILLIA (テイルズ オブ エクシリア)」の攻略まとめWikiです。 Wikiの編集の仕方などについては、こちらをご参照ください。 商品情報 項目 内容 ゲームタイトル テイルズ オブ エクシリアTALES OF XILLIA 開発 ナムコ・テイルズスタジオ 発売 バンダイナムコゲームス 対応機種 PS3 ジャンル 揺るぎなき信念のRPG 戦闘システム DR-LMBS (ダブルレイド・リニアモーションバトルシステム) 発売日 2011年9月8日発売予定 価格 (税込) 通常版 8,379円、ララビット版「きゅんキャラパック」 12,980円、 ebten版「ファミ通DXパック」 10,979円、PS3本体同梱版「Xエディション」 32,980円 予約特典 ジュード、ミラのマスコットチャーム4種類 (ランダム封入) 初回限定特典 クレス (ジュード)、 スタン (ミラ) 衣装プロダクトコード カスタムテーマ10種 CERO B (12歳以上推奨) キャラクターデザイン いのまたむつみ 藤鳥康介 テーマソング 浜崎あゆみ「progress」 リンク テイルズチャンネルTOX公式サイト 編集、更新についてのお知らせ 数字、記号やアルファベットは全て「半角」で統一してください。 新ページのレイアウトは既に出来ているページのものを参照してください。 投稿する前に「プレビュー」でレイアウトを確認してください。
https://w.atwiki.jp/xbox360_wiki/pages/92.html
発売日 2008年8月7日 価格 7800円 ジャンル 「正義」を貫き通すRPG 発売元 バンダイナムコ 人数 1人(戦闘時のみ最大4人) オンライン人数 - 対象年齢 CERO B 公式サイト http //tov.namco-ch.net/ テイルズ オブ ヴェスペリア 公式ブログ 関連商品 テイルズ オブ ヴェスペリア プレミアムパック ● 「テイルズ オブ ヴェスペリア」 ゲームソフト (+予約者にはスペシャルDVDも) ● 「テイルズ オブ ヴェスペリア」 オリジナル フェイスプレート(非売品) ● 「テイルズ オブ ヴェスペリア」 収録台本レプリカ (非売品) ● Xbox 360本体 ● Xbox 360 ハードディスク (20GB) ● Xbox 360 ワイヤレス コントローラー ● Xbox 360 メディア リモコン ● Xbox 360 D 端子 HD AV ケーブル ● LAN ケーブル ● AC アダプター ● 取扱説明書 ● 単三乾電池 (試供品) 関連記事 テイルズ オブ ヴェスペリア特集 第一回 / 360サイコーッ!BLOG
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/35957.html
登録日:2017/01/09 Mon 20 30 00 更新日:2024/06/15 Sat 18 30 19 所要時間:約 15 分で読めます ▽タグ一覧 2016年 PS3 PS4 Steam TOBe TOZエピソード0 おねショタ ガン×ソード ゲーム テイルズ テイルズ オブ ベルセリア テイルズオブシリーズ バンダイナムコ 初の単独女性主人公 前日譚 名作 君が君らしく生きるためのRPG 復讐劇 涙腺崩壊 異形先生クウま! 神ゲー 鬱展開 鬱展開の嵐 どんなに苦しくて悲しくても あたしはこの復讐をやり遂げる 2016年8月にバンダイナムコエンターテインメントより発売されたPS3/PS4/Steam用RPG。 テイルズオブシリーズの1つ。 ジャンルは「君が君らしく生きるためのRPG」 主題歌 BURN/FLOW 概要 主人公ベルベットの復讐劇を中心に「感情と理」をテーマとしたストーリーが展開する。 前作『テイルズ オブ ゼスティリア』とは世界観を共有しており、TOZから約1000年前のアスガード期が舞台となる。 シリーズにおける『テイルズ オブ ファンタジア』と『テイルズ オブ シンフォニア』の関係に近いが、より密接に設定やキャラクター達が関わっている。 とある理由から地形は見る影もないが、モブの会話で1000年後にどのような変化が起き、各村・街がどうなるか断片的に示唆されている。 2016年春季アニメ『テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス』で本作冒頭がアニメ化された。 ゲームとは細部が異なっているものの、戦闘描写等は一見の価値あり。 システム リベレーション・リニアモーションバトルシステム(L-LMBS) 本作の戦闘システムでTOZのシステムをより発展させたもの。移動はフリーラン。 ○△□×ボタン全てに特技・奥義・聖隷術を4連携までセットし、自在に組み合わせることができる。 「ソウル」という気力・霊力をアイコン化したゲージが尽きるまで連携が可能。 ソウルは特定アクションや状態異常で敵から奪い取ることができる一方、自分が状態異常にかかると上限が減ってしまう。 TOZで不評だったシームレス戦闘移行は撤廃されたが、戦闘移行時のフィールドがそのまま戦闘領域になる点は変わらない。 ブレイクソウル ソウルが3以上の時にソウルを1つ消費して発動できる特殊技。 キャラクター毎に様々な能力を発揮し、更に体力と特殊な術技に必要な「ブラストゲージ(BG)」を大幅に回復する。 なお、発動すると敵のソウルも増える。逆も然り。 レベルや特定条件をクリアすると使用できるブレイクソウルも増えていく。 スイッチブラスト BGを1つ消費して追撃を行いながら控えの仲間と交代するシステム。 秘奥義 シリーズの伝統たる必殺技。 BG3以上の時、攻撃で敵を仰け反らせた時に発動できる。 本作では全パーティキャラクター3種ずつ、合体秘奥義3種の計21種類を使用可能。 異海探索 広大な外洋「異海」に探索船を派遣し、様々な物資を取得することができる。 派遣先の海域や島は歴代作品ネタがふんだんに盛り込まれている。 換金素材や料理レシピ、アタッチメントの他、お宝が入手可能。 お宝の中には「神の眼のレプリカ」やら「ローレライの鍵」やら聞き覚えのあるヤバい代物も存在する。 用語 ウェイストランド 本作の舞台となる世界。荒野の意。 中央大陸の他、幾つかの大きな陸地と島々からなる。 1000年後には「グリンウッド」と呼ばれることになる。 ミッドガンド聖導王国 ウェイストランド統一国家。 「~ガンド」と名の付く複数の領に分かれており、領毎に気候が違う。 領が海を隔てて存在しているため、造船や航海技術が発展している。 100年の平和を謳歌していたが、10年前の「開門の日」以来「業魔」により存亡の危機に晒されている。 業魔 不治の病「業魔病」により人や動物が魔物と化した姿。 総じて異形な様相となり、人智を超えた力を発揮し周囲に災厄を撒き散らす。 理性を失うことが多いが、一部の業魔は人間時と殆ど変わらない理性を維持していることもある。 業魔に対抗できるのは同じ業魔か、聖隷の力を操る対魔士のみ。 TOZの時代には「憑魔」と呼ばれている。 聖隷 「聖隷術」という特殊な術を操ることができる種族。 人間と同様の姿をしている者が多いが、基本的に自我を持たない。 多くは対魔士に使役され、業魔への唯一の対抗手段として重宝されている一方、自我がないという点から殆どが道具扱いされている。 通常名乗る名前の他、古代語の真名を持つ。 TOZの時代における「天族」と同一の存在であり、本来は高い霊応力の持ち主でなければ視認できない。 対魔士 聖隷を使役することで業魔と戦う手段を得た者達。 ミッドガンド聖導王国、および聖主教会と一体となった対魔組織「聖寮」に所属している。 霊応力のレベル等に応じて大きく「二等対魔士」「一等対魔士」「特等対魔士」に分けられ、各ランクの間には大きな壁が存在する。 二等は約3000人、一等は約100人、特等に至っては3人(筆頭のアルトリウスを除くと2人)しか存在せず、業魔の数に対して少なすぎると言われることも。 聖主 この世界を形造ったと言われる神様。 地水火風の四柱と言われているが、聖寮は五番目の聖主を信仰している。 TOZの時代には「五大神」と呼ばれている。 開門の日 本編の10年前の「緋の夜」。 この日を境に王国中に業魔病が大流行し、7年間で人口が半減した。 ベルベットの姉セリカの命日。 降臨の日 本編の3年前の「緋の夜」。 多数の聖隷が降臨し、アルトリウスが筆頭対魔士としての活動を始めた日。 ベルベットの弟ライフィセットの命日。 あらすじ 開門の日、地獄の門が開いたと言われるその日からウェイストランドは存亡の危機に晒されていた。 各地の寒冷化、人や動物が魔物と化す業魔病、それらが齎す混乱を止める術は無く人々は絶望に暮れる。 辺境の村アバルに住む少女ベルベットは病弱な弟ライフィセット、義兄のアーサーと平穏な日々を過ごしていた。 しかし開門の日と同じ緋の夜に村は異変に襲われ、住人達は業魔と化していく。 姿を消したラフィを追って「鎮めの祠」に辿り着いたベルベットはアーサーがラフィを殺す光景を目撃する。 ベルベットも左腕を切り落とされ祠の縦穴に突き落とされてしまうが、縦穴の奥から飛び出した「なにか」に弾き出されたベルベットの左腕は異形の魔手と化していた。 それから3年後、ベルベットは監獄の地下深くに収容され、独房に入れられる業魔を喰らう日々を送っていた。 ある日、アーサー――アルトリウスの使役聖隷シアリーズが現れる。 この時から弟の仇を討つためのベルベットの長い復讐の旅が始まる。 登場人物 パーティキャラクター 世界観の上では「世界を滅ぼす魔王一行」として扱われている歴代でも前代未聞のパーティ。 パーティ間の繋がりも利害の一致による所が大きく、中盤で「この面子で本当の信頼関係なんてあると思ってるの?」という発言が冗談抜きで飛び出るほどのドライな関係が続く。 様々な挫折と壁を乗り越えて最終的に一致団結することになるが、「特等対魔士を殺し世界を混乱の炎で包む」なんて台詞が出る悪役ポジションは最後まで変わらない。 ベルベット・クラウ CV 佐藤利奈 本作の主人公。19歳。 美しい黒の長髪が特徴の美女。巨乳。 異形の左腕であらゆるものを喰い殺す「喰魔(くうま)」と呼ばれる特別な業魔。 元々は家族思いでブラコン気味の明るい性格だったが、降臨の日に義兄と慕っていたアルトリウスに最愛の弟を殺されて以来、復讐に憑りつかれ冷徹な性格に変わってしまった。 復讐のためなら非情な手段も迷わず実行し、邪魔する者は残らず皆殺しにするほどの強い執念を持つ。 旅の中で出会った弟と似た雰囲気を持つ少年聖隷に同じ「ライフィセット」の名を与え、交流の中で元の優しい一面を見せるようなっていく。 港町を焼き討ちする、軍の要塞を壊滅させるといった悪行の数々から人々に「災禍の顕主」と呼ばれ、自らも自称するようになる。 ブレイクソウル「コンジュームクロウ」 異形の左腕で敵を攻撃し、喰らった敵の種族に応じた特殊効果を得る「喰魔状態」になる。 この状態では次第にHPが減少していくが、状態異常無効、常時食いしばり状態となり、HPが1になるor最大連携を行うと強力な秘術が発動し喰魔状態が解除される。 レベルアップにより喰魔状態中に敵を打ち上げる「ヘヴンズクロウ」、吹き飛ばす「ヘルズクロウ」、特定条件達成で連撃「ナイトメアクロウ」を習得する。 秘奥義は刺突刃と左腕による連撃「リーサル・ペイン」、カイル・デュナミスのものより禍々しい「絶破滅掌撃」、大地ごと敵を砕く「インパルス・ディザイア」 ライフィセット CV 浅倉杏美 テレサの使役聖隷だった少年。愛称は「フィー」。10歳。 ベルベット一行に拉致され仲間となるが、当初は他の聖隷と同じく自我を持たず名前も無かったが、ベルベットから彼女の弟と同じ「ライフィセット」の名前をもらい、次第に意志を持つようになっていく。 一見少女と見紛うほど可愛い容姿をしているものの本人の趣向はれっきとした男の子で、性格も成長するにつれ男気を見せるようになる。 四大属性に属さない無属性の力を操る特殊な聖隷であり、その出生には重大な秘密が隠されている。 テレサに使役されていた頃の真名は「ヴォルデュー=スニー(聖隷二号)」 エレノアから与えられた真名は「ライフィセット」を古代語訳したもの。 ブレイクソウル「ディバイド・ペイン」 5秒間味方のダメージを半減させる領域を展開する。 レベルアップにより敵の硬直時間を増加させる「ステイシスフォース」、特定条件達成で3秒間味方のソウルが消費されなくなる「ソウルディストーション」を習得する。 秘奥義は敵を束縛して強烈な一撃を見舞う「バインド・オーダー」、メドローア「ケイオス・ブルーム」、シリーズ伝統の神の雷「インディグネイション」 ロクロウ・ランゲツ CV 岸尾だいすけ 戦いの鬼神「夜叉」の業魔。22歳。 監獄島に収容されていた所、ベルベットの脱獄に乗じて行動を共にするようになる。 最強の剣術流派「嵐月(ランゲツ)流」の達人だが、長兄シグレに挑んで大敗を喫した結果業魔と化した。 この際に大太刀の號嵐・影打を折られ、戒めとして「命の太刀」と呼んで常に背負っている。 大太刀一刀流を使うシグレに対抗するため裏芸の小太刀二刀流を使用する。 「斬ること」が存在意義と化しており、自身の戦いに横槍を入れる者は仲間だろうが殺しにかかる危うい面を持つ。 平常時は飄々とした酒好きの気のいいお兄さんだが、言動の節々に業魔としてのクレイジーな感性・思考が見え隠れする。 流派の嵐月流はTOZの時代においても継承されており、ロゼが使用している。 ブレイクソウル「因果応報」 カウンターの構えを取り、続く攻撃のスタン率が上昇する。 レベルアップにより因果応報中に攻撃を受けると追撃する「応報・裂」、ノーダメージで「裂」を連続成功させるとより強力なカウンターを行う「応報・絶」、特定条件達成で「絶」中に更に追撃を行う「応報・滅」を習得する。 秘奥義は短剣による打ち上げ「零の型・破空」、双剣の連撃「嵐月流・白鷺」、大太刀による滅多斬り「九の型・絶刑」 アイゼン CV 森川智之 アイフリード海賊団副長。地属性の聖隷。1000歳(外見年齢30歳)。 行方不明となったアイフリードを探す中でベルベット達と出会い、利害の一致から同行するようになる。 「自分の舵は自分で執る」ことを流儀とし、これは本作の主題の一つとして扱われる。 周囲に不幸を齎す反転した加護「死神の呪い」患っており、この影響で常識では考えられない現象が周囲で頻発する。 元はこの呪いを解除する方法を探して旅に出たが、アイフリードと出会ったことで「呪いも含めて自分である」と認識を改めた。 女神マーテルと魔王ダオスが描かれたカーラーン金貨を器としており、コイントスが癖だが呪いの影響で裏のダオスの目しか出ない。 宝の目利きのため博学で様々な知識に精通しており、説明役を担当することが多い。 多方面で拘りが非常に強く、周囲がドン引きするほどの情熱を語って聞かせる残念な一面も持つ。 真名は「ウフェミュー=ウエクスブ(探索者アイゼン)」 ブレイクソウル「ドラゴニックドライブ」 スタンorダウン中の敵に対し追撃を行う。 レベルアップにより更に追撃を行う「ドラグーンダイブ」、特定条件達成でより強力な追撃を行う「タイラントセレブレイト」を習得する。 秘奥義はデンプシーロール「ウェイストレス・メイヘム」、ドラゴンの力を一時的に引き出す「ドラグーン・ハウリング」、敵を蹴り上げ強烈な腹パンを見舞う「アブレイド・ベノム」 TOZのパーティキャラクター、エドナの兄その人。 人の中で生活する自分がいずれドラゴン化することを予見しており、その対応をザビーダやフェニックスに頼んでいる様子が本作で描かれている。 なお、直接的なドラゴン化の原因はTOBeから800年後のデス・エイジに出現した新たな災禍の顕主と戦い強力な穢れを受けたため。 この時にドラゴン化しながら災禍の顕主を喰い殺して世界を救った。主人公かな? マギルゥ CV 佐藤聡美 「魔女」を自称する年齢不詳の胡散臭い少女。無乳。 監獄島に収監されていた所をベルベットとロクロウに同行する形で脱獄。 当初は同行するだけで戦闘に参加しないが、ビエンフーとの再契約を機に力を振るうようになる。 聖隷や業魔、対魔士についてはアイゼンやエレノアに匹敵するほどの知識を持ち、中盤ではマギルゥの助言を頼りに目的地を決めることが多い。 「どーでもいい」が口癖でベルベット達に同行する理由もただの暇潰し。 ベルベットが挫折を乗り越える姿や因縁の相手であるメルキオルとの再会をきっかけに、聖寮が掲げる理想の世界を否定するために戦うことを決意する。 ブレイクソウル「スペルアブゾーバー」 敵の詠唱をキャンセルし力を吸収、専用ゲージがMAXになるとランダムで様々な秘術を放つ。 特定条件達成で強力な秘術「フォースデトネイター」を習得する。 秘奥義は天翔光翼剣のパロディ「光翼天翔くん」、式神で花火を打ち上げる「グッド・ホールディング」、ノルミン族を突撃させる「フォーティナイン・ノルン」 エレノア・ヒューム CV 小清水亜美 聖寮の一等対魔士で組織内の不正を正す巡察官。一等の中でも上位クラスのテンナンバーの一人。18歳。 対魔士としてベルベット一行と幾度か戦闘を繰り広げた後、成り行きでライフィセットと契約し器となったことでパーティに加わる。 幼少の頃に住んでいた村を業魔に襲撃され母を殺された過去があり、業魔と戦う力を求めて聖寮に入った。 当初はアルトリウスの密命でライフィセットを聖寮本部へ連行しようとしていたが、旅の中で聖寮の行動に疑問を抱き、密命を告白をした上で真実を知るために協力を決意する。 アイゼンほどではないが博識で、度々アイゼンの披露するうんちくに割り込んだり、最近の主流学説を解説して凹ませたりしている。 ブレイクソウル「エリアルストラッシュ」 敵を空中に打ち上げる。 レベルアップにより空中の敵を追撃する「ストラッシュ・ツヴァイ」、特定条件達成で空中から追撃を行う「ストラッシュ・ドライ」を習得する。 秘奥義は連撃「スパイラル・ヘイル」、親善大使でお馴染み「ロストフォン・ドライブ」、竜巻を起こしつつ突き上げる「グングニール・ツイスター」 ビエンフー CV 永澤菜教 マギルゥの使役聖隷でシルクハットを被ったノルミン。本作のマスコット枠。150歳。 マギルゥの聖隷使いの過酷さから逃走し、一時期エレノアの下に身を寄せていたが、ローグレス離宮の一件で再契約させられ元鞘に戻った。 スケベな性格な上に空気が読めず、女性陣からは冷ややかな目で見られることが多い。 本名は「ノルミン・ブレイブ」だが臆病な性格な上に言動が完全に名前負けしているため名乗りたがらない。 真名は「フューシィ=カス(可愛い帽子♡)」 聖寮(ミッドガンド国教会・対魔聖寮) アルトリウス・コールブランド CV 堀内賢雄 筆頭対魔士。32歳。 放浪の末にアバルに辿り着きベルベットの姉セリカと結ばれるが、開門の日に業魔と化した野盗によりセリカと妊娠中の子どもを失う。 この絶望からどんな犠牲を払ってでも「世界の痛みを止める」という理想を実現することを決意し、カノヌシを復活させるために降臨の日に義弟ライフィセットを生贄として殺害する。 その後、降臨した聖隷達を引き連れミッドカンド聖導王国に現れ、聖寮を対魔士の組織として再編成し各地の業魔の反乱を鎮圧した。 この偉業から王国民はおろか王族からも絶大な信頼を寄せられ、現在では国王をも超える権力を手にしている。 後に数々の功績から救世主を示す「導師」の称号を得る。 怪我により利き腕である右腕が動かないが、左腕だけでも超一流の実力を誇る。 TOZでもラストダンジョン名「アルトリウスの玉座」として名前のみ登場しており、ここは本作における「聖主の御座」と同一の場所である。 秘奥義は必殺仕事人でお馴染み「漸毅狼影陣」 メルキオル CV 飛田展男 特等対魔士。130歳(外見年齢70歳)。 聖寮の長老でアルトリウスの相談役。 先代筆頭対魔士クローディンの友人で、その理想実現のため汚れ仕事を請け負う影として行動する。 何らかの誓約により寿命を延ばしている。 秘奥義は絶対零度の冷気を操る「アブソリュート・プリズン」 シグレ・ランゲツ CV 中井和哉 特等対魔士。31歳。敵役の聖寮の中での唯一のまともな人。 ランゲツ家の現当主で歴代最強と言われる剣士。 稀代の名刀「號嵐・真打」を持ち、嵐月流の表芸である大太刀の一刀流剣術を極めている。 3年前に当主の座と真打を狙って襲撃してきたロクロウを完膚なきまでに叩き潰し、彼が業魔化する原因となった。 特等対魔士ではあるが目的はアルトリウスと戦うためであり、弟と同じ剣術バカの戦闘狂。 猫聖隷のムルジムを連れているが、聖隷術は一切使わず己の力のみで戦う。 ムルジムはTOZの時代においても健在で加護天族として登場する。 秘奥義は大地ごと破壊する一閃「嵐月流・荒鷲」 オスカー・ドラゴニア CV 前野智昭 一等対魔士。一等最上位のゼロナンバーの一人。18歳。 非常に高潔な精神を持つ好青年で、ベルベットに対しても女性であるというだけで礼を尽くそうとする。 シアリーズからも別格と言われる程の実力を持つものの、登場する度にベルベット一行に一蹴されてしまう噛ませ枠。 名門貴族のドラゴニア家の次男だが、両親は跡目の長男ばかりに目を向けて構ってもらえなかった。 家族の中で唯一自分を気にかけてくれたテレサを大切にしている。 秘奥義は風属性の聖隷術を射出する「シルフィードブレイズ」 テレサ・リナレス CV 堀江由衣 一等対魔士。ゼロナンバーの一人。24歳。 「氷の聖女」の異名を持ち、ヘラヴィーサの街を管轄。街の住民からもよく慕われている。 ライフィセットの元々の主で、契約当初は世話を焼いていたが彼らに情を抱いていることに気付き、聖寮の規律に背くため以降は道具として見るようになった。 オスカーの異母姉だが母親の身分が低いためにドラゴニアの姓を名乗ることを許されず、召使として扱われていた。 その境遇の中で唯一自分を姉として慕ってくれたオスカーを溺愛している。 秘奥義は槍による滅多刺し「ヴァイオレントミキサー」 カノヌシ だいたいこいつのせい。 伝承で語られる「忌名の聖主」「五番目の聖主」。 本来、聖主とは地水火風の四柱とされており、聖隷でも詳しく知る者は殆どいない。 アバルの「鎮めの祠」に封印されていたが、アルトリウスの手により復活し、その理想のため行動を共にする。 あらゆる生物の精神を鎮静化させる「鎮めの力」と穢れを補喰・消化する力を持つ。 TOZでもラストダンジョンにて「マオテラスの先代の五大神筆頭」として名前のみ登場している。 アルトリウスから与えられた真名は「ネブ=ヒイ=エジャム(理想のための翼)」 秘奥義は鎮めの力を収束して敵を貫く「プライマリィ・キリング」 シアリーズ CV 新井里美 アルトリウスの使役聖隷。火属性。善人。 降臨の日を境に自我に目覚め、何かしらの思惑を持ってベルベットの脱獄を手引きする。 監獄島脱出まであと一歩の所でベルベットを庇って致命傷を負い、命が尽きる前にベルベットに自分を喰わせて死亡した。 自身の死によってある術式を完成させる誓約を掛けており、その影響でベルベットはソーサラーリングを入手し、喰魔状態による力の吸収・放出の能力を得た。 アイフリード海賊団(及びその他の同行者) 聖寮でもうかつに手を出せないという凶悪な海賊団。 副長のアイゼンがベルベット一行に同行するようになったため様々な面でサポートを行ってくれる。 母船はシリーズでお馴染み「バンエルティア号」 バン・アイフリード CV 堀之紀 最強最悪の海賊と言われる男。 ペンデュラム使い(ザビーダ)と交戦した後行方不明となり、団員が総出で捜索している。 一時期は監獄島に囚われていたが、メルキオルによって連れ出された。 高い霊応力の持ち主で、開門の日以前からアイゼンを認識できていた。 異大陸で手に入れた遺物「ジークフリート」をいたく気に入り肌身離さず身に着けていたという。 TOZでもフィールド「アイフリードの狩場」として名前が登場する。 秘奥義は拳のラッシュ「ボールド・リブス」 ベンウィック CV 佐藤拓也 アイフリード海賊団団員。 かなり若手ながらアイゼンの信頼は厚く、実質的に海賊団の指揮を執っている。 担当声優の佐藤拓也氏は、後に『アライズ』にて主人公を演じることに。 ダイル CV 長嶝高士 アイフリード海賊団航海士。トカゲの業魔。 元はヘラヴィーサで密輸を行っていた不良航海士だったが、共犯だった組合からトカゲの尻尾斬りに合い業魔化。 聖寮に指名手配されていた所を紆余曲折を経てベルベット達に協力することになり、そのままアイフリード海賊団預かりとなった。 業魔ではあるがロクロウと同じく人間時と変わらない理性を維持している。 クロガネ CV 辻親八 甲冑姿の業魔。かつて名刀「號嵐」に挑み、號嵐を征す刀「征嵐」を作ろうとして、ついに敵わなかった刀鍛冶の成れの果て。 ベルベット一向に出会ってからは、打倒シグレを目指すロクロウと共闘し、自分の打った刀で號嵐を持つシグレを斬ってもらうことでともに夢を叶えようと誓う。 途中で自分の頭を刀の材料にしたため頭部が無いが、そのことを自虐ネタにする意外と愉快なおっさん。 グリモワール CV 平野文 ノルミン族の中でも名の知れた識者の女性。マギルゥとビエンフーとは旧知。 ベルベット達に古文書の解読を依頼され同行。ライフィセットを助手とし、彼からは「グリモ先生」と呼ばれる。 人生経験も豊富で、見た目はノルミン族なのに不思議とアダルティな雰囲気を醸し出すアンニュイなおば……お姉さん。 モアナ CV 黒沢ともよ 聖殿パラミデスに配置されていた樹人の喰魔。ハリア村の巫女マヒナの娘である幼い少女。 天真爛漫で無邪気、それゆえにわがままで癇癪を起すこともある、良くも悪くも元気な子供。 取り乱すと樹人形態になって暴走することがあり、それによって起きたある悲劇を知らないままでいる。 亜人形態のときは全裸にボディペイントをしたような姿になるためエロい。 メディサ CV 本田貴子 フォルディス遺跡にいた半人半蛇の喰魔。妙齢の女性。 聖寮の思想に同調し、自ら進んで喰魔になった。ベルベットを災禍の顕主と呼び襲いかかる。 その背景には自身の行いが娘の業魔化を招いてしまったことへの悔恨がある。 けしからんおっぱいでエロい。 パーシバル CV 岩崎了 ミッドガンド聖導王国第一王子。ファンクラブがあるほど人気のある清廉で理性的な好青年。 当初は王国側の人間として聖寮と協力関係にあったが、王族としての苦難の日々から自由への渇望を秘めていた。 そしてペットのホグホグすらも喰魔として自由を奪われることに耐えかね国を離反。ベルベット達に寝返る。 真面目だが天然ぽいところもあり海賊団との冒険の日々を割と満喫している。 グリフォン ローグレス地下に捕縛されていた喰魔。元はパーシヴァル王子の飼っていた鷹のホグホグ。 彼が喰魔として聖寮に捕らえられたことが、王子の離反のきっかけになった。 奔放な性格なのか時折餌(グリフォンサイズの)を捕ってきてはバンエルティア号に落として船員たちを困らせている。 グロッサアギト ワァーグ樹林にいた虫の喰魔。 アイゼンとロクロウはカブトムシなのかクワガタなのか揉めていたが、 エレノアが図鑑で調べたことによりグロッサアギトというカナブン新種のライフィセットクワブトということになった。 オルトロス 二頭を持つ巨大な犬の喰魔。元はベルベットの親友ニコが飼っていたオルとトロスという二匹の犬。 主人を殺したベルベットに因縁がある。 その他 ライフィセット・クラウ CV 釘宮理恵 ベルベットの弟。愛称はラフィ。享年11歳。 三大奇病の一つ「12歳病」を患っており、よく熱を出して寝込んでいた。 読書好きで非常に頭が良く、アルトリウスの持っていた古代語の本を写本できたほど。 シアリーズを視認できる程の高い霊応力を持っていたために降臨の日に生贄としてアルトリウスに殺害された。 セリカ・クラウ CV 新井里美 ベルベット・ラフィの姉でアルトリウスの妻。 アバルの近くで行き倒れていたアルトリウスと出会い、世話を焼いたことがきっかけで結婚する。 開門の日に業魔化した野盗に襲われ、鎮めの祠の縦穴に落ちて死亡。その時点で子供を身籠っていた。 料理上手で駄洒落好きだった模様。 ビジュアルと駄洒落好きの設定がTOZのライラと酷似しているが関係は不明。 ザビーダ CV 津田健次郎 ペンデュラム使いの流離の喧嘩師。風属性の聖隷。 聖寮に使役されアイフリードと戦った際、ジークフリートの弾丸を受けたことで支配から脱した。 そのままタイマンを続けていたところメルキオルの横槍が入り、浚われる間際のアイフリードからジークフリートを託された。 このためタイマンの決着をつけるべく、独自にアイフリードの行方を捜している。 「殺さずの流儀」を貫いており、業魔・聖隷・人間・ドラゴン問わず殺すことを一切許容しない。 真名は「フィルクー=ザデヤ(約束のザビーダ)」 TOZの時代にはアイゼンの影響から「殺しの流儀」へと変わり、ドラゴンとなったアイゼンとマオテラスを殺すべく行動している。 秘奥義はペンデュラムによる連撃「ルードネスウィップ」 ホワイトかめにん→ダークかめにん CV 井上麻里奈 行商を得意とする、かめにん一族の一人。 流通が万全でない辺境各地で行商しているが、ベルベット達から通常価格での取引を強制され借金を重ねるハメになる。 TOZでも登場しており、本作のサブイベントではダークかめにん誕生の経緯が語られる形になる。 最終イベントの一連の流れはやっぱり『テイルズ オブ エクシリア2』のクルスニク兄弟のパロディ。 秘奥義はバルバトス・ゲーティアでお馴染みのカウンター「アイテムなぞ使ってんじゃねえっす/アイテム使い切ってんじゃねえっす」、中の人が同じコハク・ハーツのパロディ「殺劇吹こう剣」 フェニックス CV 堀秀行 ノルミン聖隷最強の漢と言われるノルミン。 エドナの存在を知り、アイゼンが彼女の想いを無下にしていると断じて挑戦を仕掛けてくる。 死神の呪いと真逆の加護を持ち、倒されても不死鳥の如く復活する。 TOZの時代にはアイゼンとの約束からエドナの傘にマスコットとして吊り下げられる形で側に付き、祝福によりエドナを守っていた。 秘奥義は飛来する鳳凰天駆を消し飛ばして自分で放つ「強翼天翔」、HP0から復活する「不死鳥の如く」 ゲスト ジュード・マティス CV 代永翼 『テイルズ オブ エクシリア』からゲスト出演。 異世界「リーゼ・マクシア」からやってきた医学生…だが、何故かサウスガンド特産の海鳥「ペンギョン」に変化している。 秘奥義はお馴染み「殺劇舞荒拳」 ミラ=マクスウェル CV 沢城みゆき 『テイルズ オブ エクシリア』からゲスト出演。 地水火風の四大精霊を従える、リーゼ・マクシアの精霊の主。 使用する精霊術は聖隷術とは根本的に原理が異なる。 秘奥義はお馴染み「スプリーム・エレメンツ」 合体秘奥義「虎牙破斬・咢」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- キャラクターや作品に対しての誹謗中傷・罵倒等を行った場合、IPの規制等の措置をとらせて頂きますのでご了承下さい ▷ コメント欄 [部分編集] リセットしました